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公開日:2021-04-23

スキルを身につけて役に立つ介護士に。介護の資格一覧まとめ

介護業界で働くためには資格は必須ではありません。ただ、それは施設介護の場合の話で訪問介護では資格が必要です。給与UPにも繋がりますし、自分のやりたい介護をしていったり、職場の選択肢を広げたりするためにも資格があるに越したことはありません。

 

そこで今回は、介護にまつわる代表的な6つの資格をキャリア別に、他にも介護や福祉にまつわる資格もまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

1.介護業界のキャリア別資格一覧

 

介護業界の代表的な6つの資格は以下の通りです。

 

・介護の入門資格「介護職員初任者研修」

・初任者研修の上位資格「介護福祉士実務者研修」

・介護業界唯一の国家資格「介護福祉士」

・認定介護福祉士

・介護支援専門員(ケアマネージャー)

・介護事務

 

それぞれ見ていきましょう。

 

1-1.介護の入門資格「介護職員初任者研修」

介護職員初任者研修は、介護職の基礎的な資格で入門資格ともいわれます。

2013年4月に制度が変わりましたが、介護職員初任者研修は旧ホームヘルパー2級の位置づけで、在宅で両親の介護をするための基礎を身につけるために受講される方も。

受験資格はなく、いままで介護業界にまったく携わったことがない方がまず受講をするものになっています。

 

1-2.初任者研修の上位資格「介護福祉士実務者研修」

介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修の上位資格の位置づけ。

介護施設での実務経験を積みながら介護福祉士を目指す方は、この実務者研修の修了が必須条件となるので、介護福祉士の資格をとりたいと思っている方は取得したい資格です。

時間も労力もかかるのでまずは初任者研修をとることを推奨しますが、介護職員初任者研修を飛ばして実務者研修も受けること自体はできます。

また、事業所に必ず配置しなければならない「サービス提供責任者」になるためにも必要な資格なのです。

 

1-3.介護業界唯一の国家資格「介護福祉士」

介護にまつわる資格はさまざまありますが、介護福祉士だけが唯一の国家資格。

最初から介護福祉士の資格を取得できる学校に通うのも手ですが、介護職員初任者研修と実務者研修を修了し、実務経験を踏むことで未経験からでも介護福祉士の資格はとれます。

 

資格がなくても介護職として勤務できますが、国家資格である介護福祉士とで大きく変わる点が給与や働き方の自由度。

資格手当があるので給与がアップしますし、資格があることで訪問介護もできます。

さらに転職を考えた際にも資格を持っていることで、客観的に見ても信頼性で転職のしやすさが違います。

 

1-4.認定介護福祉士

認定介護福祉士は、2015年12月から認定を開始している介護福祉士の上位資格の位置づけをとる民間資格。

介護福祉士よりさらに多様な利用者や状況に対応できるような知識とスキル、さらには介護職のとりまとめやマネジメントを行うために必要な指導知識も身につきます。

施設での介護サービスの質の向上を指導する立場であったり、看護職やリハビリ職のような多職種との連携を図ったりすることが求められている役割です。

 

1-5.介護支援専門員(ケアマネージャー)

「ケアマネ」とよばれることの多い介護支援専門員。

利用者へ提供する介護サービス計画書(ケアプラン)の作成や、市町村や家族、サービス提供事業者との連絡や調整を行います。

ケアプランを作成したら、介護に携わる介護職や医療職、家族などが一同に会するサービス担当者会議で協議します。その後も介護状況を確認して、プランの変更などを行っていくことも仕事のうちのひとつです。

 

1-6.介護事務

介護事務は、介護保険についての専門知識とPCスキルを有す人材が求められます。

介護事務の資格は民間資格で、介護事務管理士や介護報酬請求事務技能検定など種類はさまざまあり、どの資格でも介護事務のメイン業務である、介護報酬請求業務ができるようになることには変わりありません。

 

1-7.その他

介護にまつわる資格としては、上記の6つ以外にもさまざまな民間資格、検定があります。

 

・精神保健福祉士

・福祉住環境コーディネーター検定試験

・認知症ケア指導管理士

・介護食士

 

比較的簡単にとれる資格もあり、それをとるだけで介護分野の中でもスペシャリストになれるものがあるので、気になるものがあればぜひ受けてみてください。

 

2.まとめ

 

介護業界の代表的な資格として6つまとめました。

 

①介護職員初任者研修

②介護福祉士実務者研修

③介護福祉士

④認定介護福祉士

 

未経験だとしても、①~④までキャリアステップできます。

また、ケアマネージャーや介護事務なども今後の介護需要の増大にともなって、ますます人気の増す資格となっていくことでしょう。

 

自分の働き方や目指すものに向かって、ぜひ資格取得にチャレンジしてみてください。

 

この記事が参考になれば幸いです。

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