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公開日:2021-04-23

50代未経験のシニアでも介護の仕事は出来る?知っておきたい4つのポイント

「両親の介護をきっかけに自分も介護の仕事をやってみたい」

「まったくの別業界に加えて50代未経験だけど介護業界に挑戦してみたい」

 

そのような方も多いですし、公益財団法人 介護労働安定センターの「令和元年度 介護労働実態調査」によると介護労働に従事する人の平均年齢は48.8歳と言われています。

また、50歳以上の割合は合計45.4%で半数近くを占めています。

 

そのため、結論から言うと50代でも未経験でも大丈夫です。

ただ、50代未経験で介護業界へ飛び込むとなった時に知っておきたいポイントが4つあります。

今回はその4つのポイントについて見ていきましょう。

 

1.50代未経験で介護業界へ転職する際に知っておきたい4つのポイント

 

50代でまったくの未経験の方でも、介護業界では活躍できます。

以下の4つのポイントをぜひ押さえておいてください。

 

・体力に自信がない人には難しいことも

・情報を記憶する努力必須

・50代だからこその「強み」がある

・今後のキャリアを見据えて資格取得も視野に入れる

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

1-1.体力に自信がない人には難しいことも

介護の仕事は体力が必要です。

入浴介助や車イスからベッドへの移乗介助、リネンの交換や排泄介助など業務時間内にあまり座っている時間はありません。

事業所にもよりますが、座っている時間は食事介助か介護記録中がほとんど。

 

ただ、介護においては力まかせにやるのではなくコツがあるので、体力がない女性でも身体の使い方によって楽に介助ができます。

それでもどうしても最低限の体力は必要なので、体力に自信がないけど介護職に就きたい方は、介護負担が大きい特別養護老人ホームを避けるなど工夫をするとよいでしょう。

 

1-2.情報を記憶する努力必須

未経験で介護の仕事をするとなると、介護の基礎知識や事業所のルールなどを一から学び覚える必要があります。

それだけではありません。

加えて利用者の名前を覚えなければならず、施設介護では一度に数十名の名前や情報をインプットしなければなりません。これが非常に大変です。

 

たとえば特別養護老人ホームで、書いてある名前が薄れてしまった衣類があったとします。

ベテランの介護職の方であれば、「これ〇〇さんの洋服だね」と分かるものですが、入って間もないとなかなか誰が誰のものなのか見分けがつきません。

意外とこれは長く勤めていれば分かるものでもなく、記憶する姿勢を持たなければ難しいのです。

特に50代になって年齢を重ねてくると、記憶する努力を人より多くしなければどんどん忘れていってしまいます。

そのため、さまざまな情報を記憶する努力が必須なのです。

 

1-3.50代だからこその「強み」がある

利用者の多くは50代、60代の親世代と重なっているので、親近感を持って接しやすいでしょう。20代、30代では利用者とかなり年齢が離れているためにできない話も、70代、80代を親世代に持つ50代であれば話も弾むことと思います。

また、人生経験や社会経験も豊富なので協調性や気遣いが必要な介護現場で、年齢の強みを発揮できるでしょう。

体力が必要なだけに年齢だけで難しいと判断されがちな仕事でもありますが、50代には50代の強みがあり、それを発揮しやすい業界でもあるのです。

 

1-4.今後のキャリアを見据えて資格取得も視野に入れる

介護業界は人手不足な事業所が多く、未経験でも仕事はできますし年齢もそこまで関係ありません。70代でも介護の仕事をしているシニアの方はいらっしゃるほど。

自分自身もこれからも介護業界に身を置いて活動していきたいと考えているのであれば、「体力的にもっと楽なデイサービスに転職をしたい」「通うのが大変だからもう少し自宅から近い距離の事業所に通いたい」などということがあるかもしれません。

時間の自由度も高い訪問介護も選択肢に上がるかもしれません。

 

そうなった場合に、資格があったほうが働き方の自由度が上がります。

今後自分がどうしていきたいかを考えるにあたって、資格の取得は視野に入れておいたほうがよいでしょう。

 

2.まとめ

 

50代未経験でも介護の仕事はできます。

その際に知っておくべき、考えておくべき4つのポイントは以下の通りです。

 

・体力に自信がない人には難しい場合もある

・情報を記憶する努力必須

・50代だからこその「強み」がある

・今後のキャリアを見据えて資格取得も視野に入れる

 

介護業界で活躍する世代は、50代以降が約半数を占めています。

職場によっては、ほとんどが同世代という場合もあるでしょう。

50代には若い世代にはない強みがあるので、不安にならずぜひ挑戦してみてください。

 

この記事が参考になれば幸いです。

出典:令和元年度「介護労働実態調査」

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