「今の職場から違う職場への転職を考えているんだけど、その際になにか知っておくべきことはある？」

仕事を変えるというのは、人生において大きなイベント。当たり前のことですが失敗は避けたいですよね。

事前に考えたり調べたりすることで「失敗したかも…」と後悔する可能性はできる限り下げられます。

 

そこで今回は、介護業界から介護業界へ、今の職場から別の事業所への転職の際に知っておきたいことをまとめました。

知っておきたいことを大きく2つに分けると、「自分のこと」と「次の職場のこと」です。

 

それでは見ていきましょう。

 

1.介護職として転職する際に知っておきたいこと

 

介護職で転職する際に知っておきたいこと5つを種類分けすると、「自分のこと」と「次の職場のこと」になります。

 

まず、自分のこととしては以下の2つがあります。

・転職する理由を明確にする

・自分の弱み強み

 

また、次の職場のこととしては以下の3つがあります。

・自分の望む働き方ができるかどうか

・転職検討先の離職率や福利厚生

・ひとつの職場だけで決めず比較する

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

1-1.転職する理由を明確にする

転職を考え始めるきっかけは人それぞれ。

職場の人間関係であったり、評価制度に納得がいかない、休みが全然取れないなどの職場環境であったり理由は多岐にわたります。

 

なぜ自分が転職をしたいのか、これを自分の言葉で表現できなければ次の職場での面接でも理由を話せません。

「なんとなくなんだろうな…」「人間関係で揉めたのかな…」など悪いように捉えられてしまっては勿体ないです。

 

人間関係でうまくいかなかったときも、「なぜうまくいかなかったのか」「どのように対処したのか」「対処してもうまくいかなかったのはなぜか」というところまで把握しておくと次の職場面接でうまく話せるでしょう。

 

1-2.自分の弱み強み

転職理由と一緒に、自分の弱みと強みも分析しておきましょう。

自己分析をして弱みと強みを把握すると、自分に合った介護事業所を選びやすくなります。

 

また、たとえば自分の弱みを「飽きっぽい性格をしている」、自分の強みを「好奇心旺盛」と認識しているのであれば、派遣社員という雇用形態を選ぶことでさまざまな事業所に派遣されて働くことができるのでおすすめです。

 

また、忙しすぎるのが苦手な性格だというのであれば、毎日利用者が変わるデイサービスより、毎日固定の利用者である特別養護老人ホームのほうが向いているなどということも分析できます。

 

1-3.自分の望む働き方ができるかどうか

転職する理由や弱み強みと合わせて、「自分がどんな働き方をしたいのか」まで考えられるといいでしょう。

介護事業所によっては、自分の望むような働き方ができるところとできないところがあるかもしれません。

 

たとえば介護職では夜勤のある事業所は多いですが、小さなお子さんがいたり、家にも介護を必要とする家族がいたりと夜勤ができない方もいらっしゃるでしょう。

そんな時には、夜勤のないデイサービスやデイケアを選ぶ、もしくは雇用形態として正社員にこだわらずに派遣社員やパートという選択肢もあるかもしれません。

 

1-4.転職検討先の離職率や福利厚生

転職を考えている職場があるのであれば、その職場の離職率が高いかどうかはしっかりチェックしておくべきです。

 

・常に求人が出ていないか

・面接があまりに簡単すぎないか

・近くの介護事業所と比べて極端に給与が高くないか

 

離職率が高いということは、人手不足で忙しすぎたり、福利厚生があまり良くなく休みもとりづらかったりするなどさまざまなことが考えられます。

 

また、事業所によっては資格を取るための補助や支援がある場合もあります。

「無資格未経験で介護の仕事をやっていたけど、今後はキャリアアップもしていきたい」と考えている方は、介護職員初任者研修の資格取得手当がある事業所を優先的に転職先候補にするといいでしょう。

 

1-5.ひとつの職場だけで決めず比較する

転職先をあまり吟味せず、比較検討しないのは「今の職場から一刻も早く違う職場へいきたい」と考えている人にありがち。事業所によってさまざまな特色があるので、自分に合った職場を探すためにもしっかりと比較をしましょう。

転職自体とても体力気力ともに必要な行動ですが、できるだけ施設や働いている人たちの雰囲気もしっかりと見させてもらってから決定したいですね。

 

2.まとめ

 

いま現在、介護職として働いている人が転職を考えた際に知っておきたいことをまとめました。

 

・転職する理由を明確にする

・自分の弱み強み

・自分の望む働き方ができるかどうか

・転職検討先の離職率や福利厚生

・ひとつの職場だけで決めず比較する

 

自分のことも新しい事業所のことも両方知ることが、新しい職場への転職を考えた際に重要です。

 

この記事が転職を考えている方の参考になれば幸いです。