公開日:2020-12-28
【保存版】介護で働く前に知っておきたいブラック労働の実態や選び方
介護職の仕事に対し、「体力的、精神的にきつい」、「ブラックな職場なのではないか」というネガティブな印象を持っておられるかもしれません。
ですが実際は、介護技術の進化によって身体的な負担が減っており、離職率も1割程度と他の仕事と変わらないことはご存じでしょうか?
本記事では、介護職がブラックと呼ばれる理由や介護の現場についてまとめた上で、働きやすい職場を見極めるポイントをご紹介します。
介護の現場はブラックなのか?
介護職がブラックと言われる理由には、以下の2つが挙げられます。
- 給料が安い
- 労働内容がキツい
1つずつ見ていきましょう。
給料が安い
一般企業と違い、介護事業者は市町村から支払われる「介護報酬」が収入源になります。
介護報酬は厚生労働省によって内容や金額が決められているため、国の方針で収入が下がってしまうことも。
介護職は非正規雇用が多く、その場合は残業がそれほど多くないです。自分の時間が確保できるのは良いことですが、労働時間が短い、残業代がないとなるともらえる給料は下がります。
そういった理由から、他の業種よりも給料が安くなることがあるのです。
労働内容がキツい
介護職は一般的に労働内容がキツいと考えられています。
利用者の生活の介助が主な仕事であるため、肉体的、精神的にキツい仕事ではあるでしょう。実際、仕事がきっかけで肩こりや腰痛や腰痛、ヘルニアなどを理由に介護職を辞める方もいらっしゃいます。
介護の仕事では食事や排せつの介護なども行うため、キツいと感じてしまう要因になります。
ブラックと言われる介護職の現場とは
ブラックと言われる介護職の現場で行われていることを、4つの観点から解説していきます。
- 認められていない医療行為をする
- 夜勤明けの日勤
- 有給が取れない
- サービス残業が多い
こういった職場は要注意です。ただし、介護職の職場でもブラックと言われる職場は稀です。あくまでも介護職のブラックを見極めるうえで、参考にして頂ければと思います。
認められていない医療行為をする
介護職は医者や看護師のような医療従事者ではないため、原則として医療行為はできません。
しかし人手不足の介護現場では、看護師がいない夜間などに、介護職の人が医療行為を行ってしまう職場もまれにあるようです。
そのような職場は、職場環境が良くてもブラックだと言われても仕方ありません。
夜勤明けの日勤
介護職は人手不足が問題となっており、夜勤明けの職員がそのまま日勤をこなす職場も、残念ながら存在しています。
職員は、自分が残らなければ利用者が困ってしまうとわかっているため、辛くても引き受けてしまうことが現状としてあるのです。これは労働基準法に引っかかってしまう可能性もあります。
有給が取れない
労働者の権利である有休。付与されてはいるけれど、希望がなかなか通らない職場も存在しています。シフト勤務の多い介護職では、全て思い通りの休日や有休をもらうことは難しいかもしれません。
それでも希望休が全く取れない、有休の申請を拒否される、という場合は良い環境だと言えません。
サービス残業が多い
シフト勤務の多い介護職は、サービス残業がしにくい業種だと言えます。しかし、ブラックな職場では当たり前のようにサービス残業をしているのも事実です。
夜勤明けの日勤と同様に、サービス残業も労働基準法に引っかかる可能性があります。勉強会や会議などを理由に、残業代を出してくれないような職場には特に注意しましょう。
ブラック介護現場を見分けるチェックポイント
ここからは、ブラックな職場を見極めるチェックポイントを2つご紹介します。
- 絶えず求人情報を出している
- 周辺の事業所と比べて、給与が高すぎる
絶えず求人情報を出している
求人誌を見るといつも載っているという企業を見たことはありませんか。介護業界は人手不足ですが、毎回のように求人を出している企業は離職率の高い可能性があります。
なかなか職員が定着しないということは、職場の環境に問題があるのではないか?と疑ってしまいますよね。このように、絶えず求人情報を出している職場はブラックかもしれません。
周辺の事業所と比べて、給与が高すぎる
給与が高い職場は魅力的ですよね。しかし、相場よりも高い給与を提示している企業にも注意が必要です。
激務や職場の人間関係の悪さから、退職前提で求人を出している企業も存在しているのです。美味しい話につられて、ブラックな職場に引っかからないよう気を付けましょう。
このように、金銭面の好条件を全面に出してくる職場も一度疑ってみる必要があります。
まとめ
今回の記事では、介護現場でのブラック労働の実態、職場の見極め方をご紹介しました。
まとめると、
- 介護職は給料が安くて、労働内容がキツい
- 介護の現場にはブラックなところも稀にある
- 「絶えず求人情報を出している」、「周辺の事業所と比べて、給与が高すぎる」企業は一度疑ってみる必要がある。
今回は介護のブラックな職場を紹介しましたが、きちんと選択すれば環境の良い職場はたくさんあります。
ぜひこの記事を参考にして、自分に合った素敵な職場を見極めましょう。
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