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公開日:2020-12-28

介護業界の有給や休日はどれぐらい?気になる勤務体系などまとめ

「介護職の労働条件ってどうなっているんだろう」
「介護職は休日が取りにくいイメージがあるけど、実際はどうなんだろう」

など漠然と不安に思っていませんか?

本記事では介護業界の勤務体系、休日や有給の取得の実態についてまとめてみました。

介護職への就職に迷っている方だけでなく、実際に介護の現場で働いていて、休日の取得に困っている方にとっても役に立つ情報をお届けします。

 

介護職の働き方について

まずは介護職の働き方について、「施設勤務」「訪問介護勤務」「デイサービス勤務」の3つの現場のことを詳しく説明していきます。

施設勤務

施設勤務は、施設に入所して生活を送っている利用者を24時間体制でサポートします。例えば、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、グループホームなどがこれに当たります。

この働き方の特徴としては、夜勤があること、自宅で生活することが難しい状態である利用者が多いことが挙げられるでしょう。

施設の種類によって利用者の要介護度が違い、仕事内容や必要な資格も少しずつ変わってくるので注意が必要です。

訪問介護勤務

訪問介護勤務は、介護職が利用者の自宅に訪問し日常生活をサポートします。訪問する介護職員はホームヘルパーと呼ばれ、介護の資格が必須なのが特徴です。

仕事内容は、食事や入浴、排せつなどの「身体介護」、家事などをお手伝いする「生活援助」が中心ですが、通院などの移動や車の乗り降りの介助、入浴や看護、リハビリなどに特化したサービスを提供する事業所もあります。

デイサービス勤務

デイサービス勤務は、日帰りで施設に通う利用者に対して介護やリハビリを提供します。施設勤務と違い宿泊がないため、利用者の送迎が業務に含まれます。

基本的には夜勤がないことや、利用者とその家族の両方との関わりが深いことが、この働き方の特徴です。

また、デイサービスは利用者が社会に進出することも目的としているため、利用者に合わせたレクリエーションや交流などの企画、運営も重要な仕事となります。

 

介護職の休みや有給休暇の状況

介護職の勤務体系がわかったところで、ここからは介護職の休みや有給の取得の実態についてまとめていきます。

実際の休み状況

医療・福祉業界の年間休日は平均で111.5日程になります。
月換算すると9日くらいは休みが取れるでしょう。

企業の平均休暇が107.9日、宿泊業や飲食業では103日程度ですので、介護職の休日は平均程度かそれ以上だと考えられます。

時期や働き方が休日に影響しづらいため、年間での休日の変化がほぼないことは介護職の特徴だといえますね。また、介護職は資格取得のためにスクールに通うこともあるため、相談によっては休日の指定も増やせる場合もありますよ。

有給休暇取得率はどのくらい?

医療・福祉業界での有給の取得は年間で9日程度です。これは他と同じくらいの有給休暇取得率であり、平均で50%ほどの有給を消化していることになります。

しかし職員が不足している職場では、有給が取得しにくいという現状もあるようです。2019年の「働き方改革」で有給休暇の取得が義務化されているので、今後、有給休暇が取りやすくなる可能性が十分に考えられます。

有給休暇は労働者の権利ですから、積極的に自分から休みを取りにいくことも大切です。

介護の夜勤について

施設勤務は24時間体制になるため、介護職員の多くは夜勤を行うことにもなります。身体的な負担や責任が大きい、というデメリットはありますが、休日については実はメリットもあります。

施設によって違いはありますが、2交代制の場合は16時間ほどの勤務が多いでしょう。そのため、夜勤明けの翌日は休日になりやすいのです。3交代制の場合も同じく、夜勤明けは休日と扱われることが多い傾向にあります。

メリットとデメリットの感じ方は、人によって違いはあるかもしれませんが、慎重に判断して夜勤勤務も検討してみましょう。

 

休日を増やすためには

休日は他職種と比べても平均的な介護職ですが、「休みが少ない」と考えている人も多いかと思います。

そんな介護職において、休日を増やす方法はあるのでしょうか?

結論としてはあります!今回は「有給休暇を積極的に取りにいく」「年間休日の多い職場で働く」という2つを紹介します。

 

1つ目は「有給休暇を積極的に取りにいく」こと。

先程も書いたように、有給休暇は労働者の権利です。与えられたのを待つのではなく、自ら積極的に取りにいく姿勢が、介護職で休日を増やすためには重要になるでしょう。

 

2つ目は「年間休日の多い職場で働く」こと。

介護職の休みが減る原因として人材不足が挙げられ、休日も取りにくくなると考えられます。そのため、年間休日が100日に満たない職場では働かない、と決断することで休日を増やすきっかけを作れるでしょう。

 

まとめ

今回の記事では、介護職の有給や休日の実態、勤務体系についてご紹介しました。

まとめると、

 

・「施設勤務」、「訪問介護勤務」、「デイサービス勤務」の3つの働き方がある
・有給や休日は平均的だが、人手不足で取得できないこともある
・「有給休暇を積極的に取りにいく」、「年間休日の多い職場で働く」ことで休日を増やす

 

となります。

介護職は休日を取りにくいこともありますが、自分から積極的に動くことで、休日を増やせる可能性は大いにあります。

自分の働きたい条件を明確にし、仕事も私生活も充実させましょう!

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