「介護福祉士に向いている人ってどんな人だろう」

「介護の仕事をしてみたいけど自分にできるだろうか。自分に適性があるか知りたい」

 

このような疑問や不安はありませんか？

 

介護福祉士は、介護職の中で唯一の国家資格。

介護のスペシャリストとして資格取得を目指す一方で、自分に本当に合っているのか不安に思う方も多いでしょう。

 

また、未経験から介護職を目指す人も働く前に自分に適性があるかどうかを知っておきたいですよね。

 

そこで今回は、介護福祉士に向いている人と介護職として働くのに向いている人の特徴をまとめました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

この記事はこのような方におすすめです。

・介護福祉士を目指している方

・未経験で「介護のお仕事をやってみようかな」と考えている方

・自分に介護職への適性があるかどうか知りたい方

 

1.介護福祉士に向いている人の特徴

 

実は介護福祉士の資格を持っている人と、無資格もしくは認定資格の人との間に明確に仕事内容に違いがあるかと言われればそんなことはありません。

また、介護福祉士でなければできない仕事というのもありません。

 

両者の違いは仕事内容ではなく、主に給与額に表れます。

介護福祉士の資格がある人には、資格手当がつくことが多いからです。

 

ただ、そんな中でもやはり介護福祉士は有資格者ということで現場で上に立つ状況も多いです。

その観点から介護福祉士に向いている人の特徴をお伝えします。

 

1-1.リーダーシップがあり、人に教えることが得意な人

 

介護福祉士は、国が認める唯一の介護資格。

プロフェッショナルとして、職場内ではリーダーの役目を果たすことも多いです。

リーダーになると、勤務交代の際に行われる「申し送り」を取りまとめ・共有することも。

 

また、職員のタスク管理や新人教育、研修などチームマネジメントを担当することもあります。

ですので、人の上に立ったり教えることが得意な人は介護福祉士に向いているといえるでしょう。

 

2.介護職に向いている人の特徴

 

介護福祉士を含む、介護のお仕事をする人に向いている特徴を4つご紹介します。

 

・明るくポジティブな人

・思いやりがあり気配りができる人

・体力がある人

・高齢者の尊厳を守れる人

 

それぞれについて詳しくお伝えしていきます。

 

2-1.明るくポジティブな人

 

介護は人と接する時間が長いお仕事。

人間関係のことなので、どうしても自分が思った通りにはいかないこともあります。

 

あまりくよくよと深く考えすぎることなく、ポジティブに考えられる人は向いています。

 

2-2.思いやりがあり気配りができる人

 

利用者に対してはもちろんのこと、職員や利用者のご家族にも思いやりを持って接することができる人はすごく向いています。

たとえばひとりで介助に入っている職員がいたとき「大変そうだな」と思ったら、優先順位を考えつつサポートにサッと入れたりするとすごく重宝されます。

 

また、利用者のご家族やご友人が面会に来られた際には、

・複数人であれば人数分の椅子を用意する

・利用者の様子を軽く伝える

など細かい気配りができると信頼関係が築きやすいです。

 

利用者のからだや気持ち、症状のちょっとした変化にも気づける細やかな気配りも重要になります。

周りを見渡して、臨機応変に気配りができる人は現場で活躍できるでしょう。

 

2-3.体力がある人

 

介護職は身体が資本。

身体の自由が効きにくい方の介助をするので、どうしても身体を使うお仕事になります。

要介護度の高い事業所(特別養護老人ホームなど)ほど、身体が不自由な方が多いので体力が必要です。

 

動き回っている時間も長いため、体力がある人は向いているといえるでしょう。

 

2-4.高齢者の尊厳を守れる人

 

排泄や入浴介助など介護を受ける側というのは、恥ずかしさや情けなさを感じ、強いストレスになります。

不快な態度をとったり、自尊心を傷つけてしまったりするような言動は避けなければなりません。

 

また、介護をするのは人生の先輩である高齢者の方。

さまざまな人生を生きてこられているので、フレンドリーに接したほうが心を開いてくれる人もいれば、とても丁寧な言葉遣いで接した方が心を開いてくれる人もいます。

 

「高齢者」とひとくくりにするのではなく、人と人とのコミュニケーションであることを忘れず、尊厳を持って接することができる人は介護職に向いています。

 

3.まとめ

 

今回は、介護福祉士と介護職に向いている人の特徴についてご紹介しました。

 

まとめると、

・リーダーシップがあり、人に教えるのが得意な人

・明るくポジティブな人

・思いやりがあり気配りができる人

・体力がある人

・高齢者の尊厳を守れる人

 

どれも介護のお仕事に欠かせない適性といえます。

少しでも介護福祉士や介護職を目指す方の参考になれば幸いです。