介護職は未経験からでも働けますが、キャリアアップや収入アップしていきたいと考えたら資格の取得がおすすめ。

無資格よりも働き方の選択肢を増やしていけます。

 

また、資格以外にも介護職に必要なスキルをつけておくと現場で重宝される人材になれるでしょう。

 

そこで今回は、介護職で稼ぐために身につけておきたいスキルと、未経験からのキャリアアップ方法についてまとめました。

ぜひ参考にしてみてください。

 

1.介護職が身につけておきたいスキル

 

介護職が身につけておきたいスキルは以下の2つ。

 

①コミュニケーションスキル

②マネジメントスキル

 

これらは資格ではありませんが、介護の仕事をするにあたって必要なスキルです。

これらのスキルを高めておくことで、仕事において価値の高い人材として評価されるでしょう。

では、ひとつずつ見ていきましょう。

 

1-1.コミュニケーションスキル

 

介護職は、とにかく人と接することが多いお仕事。

コミュニケーションスキルは必須ともいえます。

 

ただコミュニケーションスキルと一言でいっても、いろいろありますよね。

 

たとえば、

・職員同士でのコミュニケーションを円滑にする力

・認知症の方への適切なコミュニケーションの取り方

・利用者のご家族とのコミュニケーションスキル

 

また、コミュニケーションは言葉だけでとるものではありません。

接する時の態度や表情なども重要になってきます。

 

特に利用者相手のコミュニケーションは非常に大切。

認知症の方は物の名前を記憶する力、時間や日付・場所などの見当識、判断力や思考力が低下しています。

非常に不安定な気持ちで過ごしているため、寄り添う気持ちがないとより不安な気持ちにさせてしまいます。

 

何度も同じことを聞かれたり外に出ようとしたりが日常茶飯事なので、ついつい否定や注意してしまいそうになります。

できるだけ不穏にさせないよう、温かいコミュニケーションが必要なのです。

 

1-2.マネジメントスキル

 

介護職として技術面でのスキルは当然大事。

さらに上を目指していくのであれば、マネジメントスキルが必要になってきます。

 

介護職は未経験であっても現場の経験が豊富であれば昇進できます。

昇進していくと人事管理的なお仕事を任されることも増え、的確なマネジメントスキルがあれば管理者としてリーダーシップを発揮できるのです。

 

では、マネジメントスキルとは具体的にどういうものか。

介護の現場では、未経験の職員が入ってきたときに「先輩職員によって指導内容が違ってどうしたらいいか分からない」ということがよく起こります。人によってやり方があるのです。

 

これに対して個人や職場全体での目標を明確化して統率していけるマネジメントスキルがあると、職員がみな安心して仕事ができる環境になるでしょう。

上を目指す人にとって必須の力といえます。

 

2.介護職で未経験からキャリアアップする方法

 

未経験で入職し、そのあとずっと資格なしで現場経験を積む人もいれば、実務経験を積みながらさまざまな資格の取得に取り組む人もいます。

 

資格を取得すると、

・リーダーを任せてもらえる機会が増える

・資格手当により収入がアップする

・転職に有利になる

などメリットがたくさんあります。

 

そのため未経験から資格の取得をし、キャリアアップしていく方法をまとめました。

 

2-1.介護の入門資格は介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

 

介護には多くの資格があります。

 

その中でも入門の位置づけにあるのが、介護職員初任者研修。

介護にまつわる基礎をじっくり学べるのがポイントです。

 

求人でも「介護職員初任者研修以上」というところは多く、この資格を持っているのは基礎を習得していることの証になります。

 

また、訪問介護をしたいとなると介護職員初任者研修の取得が必須。

施設介護だけでなく在宅でのケアも経験したことがあるのは強みになります。

 

2-2.介護職唯一の国家資格、介護福祉士

 

未経験から介護福祉士の資格を取得するには3つのルートがあります。

 

①実務経験ルート

②養成施設ルート

③福祉系高校ルート

 

働きながら介護福祉士を目指せるルートは①実務経験ルートで、これが最もスタンダードな資格取得方法。

介護現場での実務経験3年以上+介護職員実務者研修を取得で介護福祉士の受験資格が得られます。

 

介護福祉士の資格を取得することは介護の現場で働く人にとってはキャリアの最高位ともされ、やはり目指したい場所でもあります。

 

3.まとめ

 

まとめますと、介護職で稼げるために必要なスキルは

①コミュニケーションスキル

②常に学ぼうとする姿勢

③マネジメントスキル

 

未経験からキャリアアップするために介護福祉士を取得するためには、介護職員実務者研修+実務経験3年以上が最短ルートです。

 

介護福祉士の資格を持っていると収入アップにも繋がりますし、介護のプロフェッショナルとして現場のリーダーも任されます。そしてさらに上を目指していくのであれば、現場経験豊富な管理職や、ケアマネージャーというキャリアに進むこともできます。

 

可能性を広げておくと、十分介護職でも稼げるチャンスに繋がっていきます。

 

この記事が参考になれば幸いです。