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公開日:2020-12-28

有料老人ホームで働くには?仕事内容や必要な資格などわかりやすく解説

「有料老人ホームで働きたいと思っているけど、どんな仕事をするんだろう?必要な資格はある?」

 

そんな疑問を抱えていませんか?

 

そこで今回は、

・有料老人ホームとはどんな介護施設か

・仕事内容

・働く時に必要な資格

 

についてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

1.有料老人ホームは民間運営の介護施設

 

まず、有料老人ホームの運営主体は主に民間企業で、大きく3種類に分けられます。

 

①介護付

②住宅型

③健康型

 

①の介護付有料老人ホームは、その名の通り介護がついた有料老人ホーム。

 

提供サービスは、

・食事の提供

・清掃、洗濯など身の回りのサポート

・排泄や入浴介助など身体介護

・レクリエーションやリハビリ

 

介護付有料老人ホームは、介護保険制度上の「特定施設入居者生活介護」の認可を都道府県から受けている施設。定められた基準をクリアしなければ運営できません。

 

それに対して②の住宅型有料老人ホームの提供サービスは、

・食事の提供

・清掃、洗濯など身の回りのサポート

 

介護が必要になったら、利用者が訪問介護サービス事業所と個別に契約する必要があります。

 

③の健康型有料老人ホームは自立している高齢者が入居するため、家事サポートや食事の提供のみになります。

そのため、介護が必要になった場合には退去していただかなければなりません。

基本的には自分でなんでもできますが、1人暮らしだと少し不安だという方が利用するイメージです。

 

2.有料老人ホームの仕事内容

 

有料老人ホームには3種類あり、③健康型では介護が必要になると退去しなければなりませんので、①②の介護付と住宅型での仕事内容について解説していきます。

 

また、有料老人ホームは民間経営ということもあって、

・医療やリハビリに力を入れている施設

・認知症のある方や医療度・介護度の高い方を積極的に受け入れている施設

・ホテルのようなおもてなしを重視する施設

など、施設によって特色があり個性豊かなサービス提供がされています。

 

そのため、施設によって求められることも変わってくることは前提として覚えておく必要があるでしょう。

 

2-1.介護付有料老人ホームの仕事内容

 

介護付有料老人ホームは、その施設で働いている介護職員が介護サービスの提供をします。

基本的には日勤・夜勤の2交代制で食事介助や排泄・入浴介助を行います。

仕事内容や1日の流れは、特別養護老人ホームでのお仕事とほぼ同じところが多いでしょう。

 

また、施設によって介護度の高い方が多かったり介護度の低い方が多かったりします。

介護度の低い方が多い施設では、レクリエーションに力を入れていることも。

自由時間も多く、その時間を使ってリハビリをしたりレクリエーションをしたり。

そのため、利用者に合わせたケアをする仕事が多いのが特徴です。

 

2-2.住宅型有料老人ホームの仕事内容

 

住宅型有料老人ホームでは、食事の準備・提供や掃除、洗濯などの身の回りのサポートが主な仕事内容です。

これは、入居者に介護が必要になった場合は施設の職員が介護にあたるのではなく、在宅サービス事業者と入居者が直接契約を結んで介護にあたってもらう形式だからです。

 

つまり、住宅型有料老人ホームで介護をするのは「外部の訪問介護スタッフ」ということ。

そのため、住宅型有料老人ホームにはデイサービスや訪問介護の事業所が併設する場合も多いのです。

 

また、系列の訪問介護事業所で勤めながら住宅型有料老人ホームで介護をする場合もあります。

 

3.有料老人ホームで働くときに必要な資格

 

有料老人ホームでは無資格でも就職可能で、働く際に必須の資格はありません。

もちろん介護福祉士や介護職員初任者研修の資格を持っているに越したことはないでしょう。

ただ、有料老人ホームには特色があり高級志向のところもあります。

そのような有料老人ホームでは高級ホテル並みのおもてなしがされるため厳しいマナーがある場合も。

 

また、住宅型有料老人ホームで介護をする場合には、訪問介護になるので最低でも介護職員初任者研修の資格が必須となります。

 

つまり、

・介護付有料老人ホームで介護職をする場合

・住宅型有料老人ホームで生活サポートをする場合

→資格不要

 

・住宅型有料老人ホームに訪問介護をする形で仕事をする場合

→最低でも介護職員初任者研修の資格が必要

 

ということになります。

 

4.まとめ

 

今回は、有料老人ホームで働きたいと思ったときに必要な情報についてまとめました。

 

簡単におさらいしますと、

・有料老人ホームは介護付、住宅型、健康型の3種類

・介護をするのであれば介護付が確実

・資格が必要なのは住宅型有料老人ホームで訪問介護の仕事をする場合

 

有料老人ホームは、民間が運営しているため、施設によって色がまったく異なります。

そのため、「働きたい!」と思った施設があるのであれば、働く前や面接時に気になることはしっかりと調べたり聞いたりしておくと、採用後のミスマッチがなくなるでしょう。

 

この記事が参考になれば幸いです。

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