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公開日:2020-12-28

介護職の平均年収はいくら?給与事情をまとめて解説

高齢化の進む日本で、今後も需要が増える介護職。
就職を決める前に、実際の年収が知りたい!と言う方は多いでしょう。

そこで本記事では、介護職の年収について、性別や年齢、雇用形態別にご紹介します。

また、他の職業との比較や、介護職で年収を上げるために必要なこともまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

介護職の平均給与は?

厚生労働省の調査によれば、介護職の月収は平均約24万円、ボーナスは平均約52万円で、年収にすると340万円程度になります。

参考:厚生労働省,賃金構造基本統計調査 / 令和元年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種

男女別

介護職は、女性の平均年収が約326万円なのに対して、男性の年収は約364万円と、性別によって給与が少し変わってきます。その要因として、男性の方が正社員や管理職として勤務する割合が高いということが考えられるでしょう。

しかし介護業界は、技術や資格などを身につけることで、男女関係なく給与を上げることは可能です。

年齢別

年齢別の給与は、年代が上がるにつれて上がっていきますが、男女ともに30代後半から40代がピークになります。最高年収は40代前半の男性介護職員の383万円程度であり、他の業種と比べても水準は低くなっています。

これには、夜勤が厳しくなる、などの働き方の変化が影響していると考えられます。
その後は給与の変化が少ないため、資格などによるキャリアアップを目指すことが重要になるでしょう。

雇用形態別

介護職員は正規雇用よりも非正規雇用の多い職種です。
雇用形態別の給与としては、正社員の平均月収が約24万円であるのに対して、派遣社員の平均時給が1,379円、アルバイト・パートの平均時給が約1,031円となっています。

非正規雇用は自由な働き方がしやすい一方、賞与や退職金が出ない、短時間労働という特徴があるので、年収が1番多いのは正社員、次に派遣社員、1番低いのがアルバイト・パートになります。

 

介護職以外の平均年収は?

介護職の年収はわかったけど、他の職種と比べてどうなの?と疑問を持つ方も多いでしょう。ここからは、「公務員」、「アパレル店員」、「保育士」の3つの職種の年収を例にあげて比較してみたいと思います。

公務員

国の基準となる公務員ですが、大きく分けて国家公務員と地方公務員の2つに分けられます。平均収入は、国家公務員の月収が約42万円、年収が約637万円、地方公務員の月収が約37万円、年収が約630万円となっています。

民間企業は平均年収が約432万円であるため、公務員の年収は高く、安定しているといえるでしょう。

アパレル店員

販売店員の平均収入は、月収約23万円、ボーナス約35万円、そして年収が約320万円というデータがあります。これは介護職の平均年収に近いといえるでしょう。

一方、アルバイトでの時給の相場は900円程度と低く、正規雇用と非正規雇用の差が大きい傾向があります。

保育士

介護施設で働いていることもある保育士。その年収は、公立保育所と公立保育所それぞれで、約334万円、約314万円となっています。

国家資格である保育士ですが、介護職やアパレル店員の給与と大きく違わないといえるでしょう。また、非常勤は200万円前後が平均年収となり、アパレル店員と同様に正規雇用との差は大きい傾向にあります。

 

 

介護職が給料を上げるために必要なこと

介護職の給料を上げることはもちろんできます。
ここからは、介護職が給料をあげるために必要な「資格を取る」、「転職する」という2つのことについてまとめたいと思います。

資格を取る

1つ目は「資格を取る」ことです。介護職は、資格の有無によって待遇が変わってきます。

無資格者の月給が約19万円なのに対して、初任者研修修了者は約20万円、介護福祉士は約22万円と上がっていきます。また、実務経験を積んでケアマネジャーの資格を取得することができれば、月給は約26万円にまで上げることが可能です。

このように、介護職で給料を上げるためには、資格を取ることが重要な要素になるでしょう。

転職する

2つ目は「転職する」ことです。色々と試しても、なかなか給料が上がらないということもあるでしょう。

そのような場合は、より良い条件の職場に転職することを選択肢として考えてみましょう。介護職は、働く施設によっても給与が全く違ってきます。最も平均給与が高いのは特別養護老人ホームで、常勤介護職員であれば月収は約33万円になります。

しかし、夜勤のない訪問介護などであれば、同じ常勤介護職員でも月収が約27万円と、6万円もの差があります。自分の希望する給与や待遇などを明確にし、資格取得によるキャリアアップや転職を考えることも給与を上げるためには必要でしょう。

 

 

まとめ

今回の記事では、介護職の年収や、給与を上げるために必要なことについてご紹介しました。

まとめると、

 

・介護職の平均年収は約340万円
・性別、年齢、雇用形態によって変動する
・アパレル店員や保育士と平均年収が近い
・給与を上げるには資格取得や転職が大切

 

となります。

今回ご紹介した介護職の平均年収は、あくまでも平均的な金額です。記事の中にもあるように、介護職は資格や職場によって給与が大きく変わる職業だといえます。

自分の希望する給与や待遇を把握した上で、就職や転職をすることが大切です。
ぜひ、あなたに合った職場を見つけて、介護職でのキャリアを考えてみてください。

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