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公開日:2020-11-30

介護職の面接で聞かれる内容とは?失敗しないため知っておきたい回答例やポイントを解説

「今度面接があるんだけど、どんな質問が来るんだろう…」

 

面接を目前にすると、どうしても緊張してしまいますよね。

 

ただ、介護職の面接で聞かれる内容はとても似通っています。

しっかり準備さえしておけば、そこまで心配する必要はありません。

 

そこで今回は、介護職の面接でどんなことが聞かれるのか、失敗しないための回答やポイントについてまとめました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.介護職の面接でよく聞かれる質問7つ

公益財団法人 介護労働安定センター「介護労働実態調査」によると、介護サービスの従業員の不足感は65.3%と依然として高い状況にあります。

介護の現場では人手が欲しいので、就職・転職の難易度はそこまで高くありません。

 

ただ、対人コミュニケーションのお仕事なので面接は重要視されています。

ポイントを押さえてしっかり準備して面接に臨んでいきましょう!

 

介護職の面接においてよく聞かれる質問は以下の7つです。

 

①介護の仕事をしようと思った理由

②前職をやめた理由

③当社を志望する理由

④目標やキャリアプラン

⑤夜勤や残業はできるか

⑥現在腰痛やひざの痛みはないか

⑦最後に質問はあるか

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

1-1.介護の仕事をしようと思った理由

介護の仕事は利益追求よりも社会福祉の向上を目指すもの。

「どんなきっかけで介護職を志したのか」「やりがいを感じることはできそうか」などを聞かれます。

 

回答例

・祖母の介護をした経験から、とてもやりがいのある仕事だと思い、介護職を志しました。

 

1-2.前職をやめた理由

前職について聞かれる可能性は大です。

 

この質問の意図は、

・なにかトラブルを抱えていないか

・前職をやめた理由と同じ理由でやめないか

・仕事の価値観や人柄が会社にマッチするか

これらについて知るためです。

 

前職をやめた理由を聞かれた場合に、

・前の職場の悪口

・人間関係でトラブルになってやめた

このような回答は控えましょう。

 

「前の職場をやめたとしても、この仕事をやっていきたかった」という気持ちを伝えましょう。

 

回答例

・もっとキャリアアップをしていきたいと考えたからです。

・ひとりひとりの利用者さんと向き合える介護がしたいと考えたからです。

 

1-3.当社を志望する理由

この質問の意図は、

・介護施設はいろいろあるのに、なぜこの事業所を選んだのか

を聞くためです。

 

その施設の理念や特徴をしっかり理解しているかという確認も兼ねています。

 

回答例

・認知症ケアに力を入れていらっしゃるということで、前の職場での経験を活かし、もっと認知症について深く学びたいと思ったからです。

 

1-4.目標やキャリアプラン

この質問の意図は、

・介護職としてどんな目標を持って仕事をするのか

・介護という仕事に対してどれだけの熱量を持っているのか

・この施設で実現可能なキャリアプランか

ということを知るためです。

 

介護経験あり・未経験問わずにどんな将来を描いているかはしっかりと考えておきたいところ。

 

回答例

・介護職として日々のお仕事をさせていただく中で実務経験を積み、介護福祉士の資格を取得したいと思っております。

 

1-5.夜勤や残業はできるか

この質問に対しては、できなかったとしても嘘はつかないほうがいいでしょう。

晴れて採用され、仕事を始めたときにトラブルになってしまう可能性があるからです。

 

ただ、「できません」と答えるだけでは、

・仕事に熱意がないんだな

・やりたくない仕事はやらない自己中心的な人なんだな

そんなふうに思われてしまいます。

 

たとえできなかったとしても、できない理由や出来る限りは対応したいと思っていることを伝えましょう。

 

回答例

・基本的には対応します。月にどの程度、残業や夜勤はあるのでしょうか?

・小さい子供がおり保育園への迎えがありますので17時以降の残業と夜勤は難しいです。ただ、子供が小学校に入学後落ち着いてきましたら出来る限り対応したいと考えています。

 

1-6.現在腰痛やひざの痛みはないか

介護の面接で特有の質問です。

介護の仕事は身体への負担が大きく、「腰や膝を痛めていないか」「痛めた経験がないか」について聞かれます。

 

問題ない場合はそのまま伝えます。

ただ、痛めていたり痛めた経験がある場合にはどうしても採用で不利になる可能性があります。

その場合でも「ありません」と嘘をつくのではなく、リハビリをしたり自分で対策をしたり「業務には影響が出ないこと」を伝えればいいでしょう。

 

1-7.最後に質問はあるか

介護業界に限らず、面接の最後には逆質問されることが多いです。

 

逆質問をする意図としては、

・入社意欲はあるのか

・実際に働くイメージができているのか

これらの確認といえます。

 

面接の終盤には面接官から逆質問をされることを想定し、募集要項だけでは分からなかったことや、働くうえで気になっていることを確認しましょう。

 

たとえば、経験者は異なる施設形態への転職なら、1日のスケジュールについて確認しておくと良いでしょう。また、未経験者の場合は、仕事内容でイメージがつかない部分について聞いてみましょう。

 

また、聞きたいことがなかったとしても、「ありません」とだけ答えると興味や熱意がないと思われてしまいます。この場合は「面接中に確認できましたので大丈夫です」という言い方をするのがベストです。

 

2.まとめ

今回は介護職の面接で聞かれる内容についてまとめました。

 

おさらいすると、

・介護の仕事をしようと思った理由

・前職をやめた理由

・当社を志望する理由

・目標やキャリアプラン

・夜勤や残業はできるか

・現在腰痛やひざの痛みはないか

・最後に質問はあるか

 

上記7つに分けてお伝えいたしました。

 

それぞれある程度は事前に準備しておくと、面接当日に焦らずに堂々と臨めます。

この記事が参考になれば幸いです!

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